2020年1月6日秋山大河が最高で大好きだったミクロワールド・シンフォニア初日

あけましておめでとうございます、新年初観劇してきました。ミクロワールド・シンフォニア


一言で言えば大河くんは最高でした。


大河くんの役はフィクサーG、数年で勢力を拡大させたバグマフィアです。シンシティで敵うやつは誰もいない、古謝くんの役のアンドリュー達と敵対する、ラスボス的存在。


シンシティで音楽を禁止させたのがフィクサーG、ブロードウェイという劇場のステージだけは音楽の許可が出ているそうですが、それも音楽を全面禁止にしたら反感を買うからという理由で建前上だけの許可で、裏ではフィクサーGが手下達を使って劇場の周りの治安を悪くさせているせいで、劇場は閑古鳥が鳴いています。


仲間を集めて劇場をなんとか立て直して音楽を取り戻そうとするアンドリュー達の元にフィクサーGが部下達を連れて登場。


フィクサーGのビジュアルは、緩くウェーブの入った黒髪で前髪真ん中分けしてて、左目の下にタトゥーが入ってて、カラコンとアイラインもがっつり、コートはエナメル素材の黒で、上腕に赤いラインが入ってて袖口には黄色の縁。ベルベット生地のボルドーの手袋つけてて、コートの下にVネックの黒シャツきてて、マフラーも黒で、ベルトは濃い茶色だった、ブーツは黒の編み上げで基本全身黒。一人称は私で、二人称が君、やたら口調が丁寧、やばい(沼の予感)


音楽を返せと怒るアンドリュー達を煽る部下を、いかにも人が良さそうな微笑みで嗜めて、アンドリュー達の話を聞くフィクサーG。口調も穏やかに、アンドリュー達が今月末ブロードウェイ劇場で行うショーで盛り上げることができたら音楽は解放する、劇場に客が集まるようにこちらから声をかけるようにする、と提案します。

とんとん拍子に進んで喜び勇むアンドリューでしたが、フィクサーGの雰囲気が一変。これだけ自分たちを待たさせるんだ、と条件を口にします。

「勝てなければ、関係者全員皆殺しだ」

久しぶりに血が騒いできた、と悪い笑みを浮かべるフィクサーG。風紀を正すために音楽を禁止した、働きアリのアンドリューが舞台に立とうとしているのがおかしい、お前は狂っている、とアンドリューに詰め寄るフィクサーG

冷静な口調だったのに、だんだん感情が昂って口調が荒くなるのが最高に好きでした悪役


あと、フィクサーGがちょっと調子に乗っちゃった部下に「楽しそうだな」って無表情でビンタしていたシーンがあってひいすき………ビンタして………(団扇)


前夜祭でバッカスパーティー(フィクサーG主催の年に数回不定期で開催される音楽バトルパーティー、優勝者は毎回フィクサーG)開催してアンドリュー達に「無力さを見せつけるのも悪くない」って高笑いしたり、部下に久しぶりにフィクサーG様が踊る姿が見れるんですね!って言われて、ニヤァっと笑って見せたり大河くんの悪いお顔がたくさん見れて幸せです悪役万歳

バッカスパーティーではまずフィクサーGが踊って、フィクサーGに挑みたい人がいたら次にその人がステージに立つ、というものだったんですが、フィクサーG様、めちゃくちゃガシガシ歌って踊るんですが、ずっと無表情で冷たい目をしてて。踊ってると右目だけ前髪がかかってくるんですが、前髪の隙間から覗く冷たい目がとにかく最高で、普段の大河くんとはまた違う魅力を見せつけられた気がしました


おまけに、バッカスパーティーでアンドリュー達が良いステージを見せたものだから、バッカスパーティーの後にフィクサーGが部下を使ってブロードウェイを壊してしまうんですが、それを指示するときのフィクサーG様がもう悪役で最高にかっこいい大河くんの低音が最高に合っている

「動くぞ」と、静かに告げた後、「唐突な幕引き、それもエンターテインメントだあ」と楽しそうに悪い笑顔を浮かべるフィクサーG…最高でした

アンドリュー達の音楽に対して、「気に入らないなあ」ってつまらなそうにする姿も、「音楽は民を団結させて奇跡を起こさせる、だから嫌なんだ」と過去のトラウマというか、フィクサーGの少し弱いところを垣間見せてくるとこも、自分が部下に指示したくせに一体誰がこんなことを、ってすっとぼけながらアンドリュー達の前に現れるとこも(もちろんアンドリュー達にはバレてる)、喧嘩がめちゃくちゃ強くてアンドリューをカウンターで殴ったり、蹴り飛ばしたり、襟首掴んだり、床にあおむけで倒れているとこをお腹を踏みつけたり、とにかく悪役ミクロワールド・シンフォニアキャラクター投票第一位ですおめでとうございます。(私調べ)


劇場を壊した後も、シンシティの各地で歌って踊るアンドリュー達に対して、「私をコケにするなんていい度胸だな」「一匹残らず捕らえてこい」って笑いながら俯いてめちゃくちゃ怒り顔で顔上げて言ってるとことかほんとにもうそれ悪役がよく言うやつ〜〜〜!!!って頭抱えまくりました


アンドリューと対峙するシーンで、自分を倒し音楽を取り戻そうとするアンドリューに対して、「そんなことだろうと思った、ならば後悔させてやる。、後悔させる間も与えないけどな」って悪いお顔で言ってたのも、後悔させてやるって言った後の間の持ち方とかもほんとよくて、大河くんにもっとこういう役くださいって心底思いましたフィクサーG様めちゃくちゃすきです


ここの対峙するシーンで、フィクサーGが音楽を禁止した理由を話すのですが、その理由が、元々フィクサー家はシンシティの王を代々継いでいて、父親も王様だったけど、音楽が大好きだった父は立場関係なく色々な人と音楽を楽しみ、結果として父親の王としての立場はなくなり、フィクサー家は衰退してしまった、そんなフィクサー家を復興させるために一念発起したと。

それに対して、アンドリューが「俺たちの音楽を怖がってるだけ、お前は弱虫だ」と言い放っていて、それに対してまあフィクサーGは「なんだと!!」と怒るんですが、歌もダンスもうまくて喧嘩も強くて誰も敵わないフィクサーGの心の弱さが出ていて、もう好きしか言えないすきです(語彙力の死)


結果として、アンドリュー達が各地で歌って踊った結果、音楽を返せとデモが起こって、ブロードウェイで自分を満足させるステージを披露できたら音楽を解放してやる、というフィクサーG。今できる全力のステージを披露したアンドリュー達でしたが、トップレベルの才能をもったフィクサーGは満足するわけがなく、ふざけるなと怒り始めます。そんなフィクサーGに、アンドリュー達はこれからフィクサーGに勝てるようにもっともっと頑張るから音楽を解放してくれと必死に頼み込みます。そんなアンドリュー達の訴えに心が動かされたフィクサーG、音楽がいつのまにかこんなに低レベルになっていたとはなと呟いた後に、音楽を解放させました。


それでも、フィクサーGに礼を言うアンドリューに対して、お前なんか眼中にないと言い切るフィクサーGは、やっぱり最後まで悪役でしたすきです


とにかく大河くんが最高だったミクロワールド・シンフォニア

正直、幕が上がるまで不安でいっぱいでした。でもやっぱりステージに立つ大河くんの姿を見たら、不安だったり、悩んでたことなんか全部どうでもよくなって。ステージに立つ大河くんはキラキラ輝いて、改めて好きだなって実感しました。カテコでいつものように笑顔で口パクでありがとうございますってお辞儀する大河くんを見たら涙が出てきました。MADEの秋山大河が私は大好きです。